日本農業技術検定の難易度~傾向と対策~
日本農業技術検定には、3級と2級、1級があります。その難易度は、3級でやや簡単、2級がやや難しいで、1級が難しいといったところです。合格率の平均でいうと、3級が約60パーセントで2級が約20パーセント、1級が約10パーセントです。学科試験はどの級も共通してマークシートで、合格の目安となる正解率は、3級が60パーセントで2級と1級は70パーセントです
2級と1級には実技試験がありますが、実務経験などの条件が合うと免除されます。現在通っている学校や、過去に通っていた学校、受講した講習が免除の対象になっている場合もあります。実技試験を受けずに学科だけ受けることも可能で、学科のみの合格者は学科試験合格証明書を発行してもらえます。
日本農業技術検定は、主に農業に従事している人や、就農を希望する人、農業関係の学生が受験しています。受験することで、身に付いている農業の知識や技術のレベルがどれくらいかがわかり、受験した級のレベルに達した人だと証明されます。
農業に関心を持つ人が増え、現在、数多くの人が受験しています。農家の後継者不足の解消や、農業従事者の収入アップに繋がることが期待される資格です。
どの級も全員が受ける共通問題と、得意な科目を選ぶ選択問題があります。3級は共通問題が多く、農業の基礎についての問題なので、テキストをよく読んで覚えれば合格できるでしょう。テキストは、一般社団法人全国農業会議所のHPから購入できます。
2級以上になると農業の専門知識が必要になり、テキストの勉強だけでは解けない問題もあります。実際に農業をしている間にも、試験問題にでそうな箇所を見つけ、仮想問題を作って答えるようにしておくといいでしょう。1級はさらに、専門的な奥深い知識が必要になります。
2級と1級の選択問題は更に細かく分類され、自分の生産している農作物の範囲を選ぶ人が多いです。そのため逆に答えやすくなるメリットもあります。
意識をしっかりと選んだ科目のみに絞り、テキスト以外の関連書物を読み、メディアからも情報を集めましょう。1級になると、生産するだけではなく、売るための知識や農業を継続していくための知識も試されます。
学科は、希望すれば農業従事者や農業関係の学生だけではなく、誰でも受験できます。3級の難易度なら全くの初心者でも、テキストと問題集で勉強すれば合格できる可能性が高いです。3級に合格したら、難しい2級、1級へのチャレンジも検討してみましょう。
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